このご時世に22歳で結婚しちゃった話

 
2015年12月14日に結婚いたしました。
「天赦日」やら「天恩日」やら「一粒万倍日」などが重なったウルトラ吉日でした。
保険証や免許証の名前が変わり、じわりじわりと新しい名前で生きていくことを実感しはじめています。
 
お相手は15歳年上の37歳、株式会社LIGで働いていた時に出会った方です。
で、わたしは現在22歳。あと1ヶ月半くらいで23歳です。
 
誤解を恐れずにいうと「なにそれ、大丈夫?」が外からの本音と思います。
年の差婚が珍しくなくなってきたとはいえ、わたしの年齢や旦那の年齢を考えると、首をひねる方も多いはずです。
 
たとえば、わたしが片親育ちで父親の愛情を受けずに育ったファザコンとか、
旦那がメッチャ稼いでるので飼い慣らされたとか、旦那のただの若い子好きとか。
 
世間からある程度そういう想像はされても仕方ないな、と考えてはいます。
ただ声を上げて言っておきたい。

 
わたしの両親は超ラブラブで愛情をたっぷり注いでくれたし、
旦那はWEBベンチャー企業で働くごくふつうの会社員だし、
旦那のこれまでの女歴はわたし以外すべて同世代だそうだよ〜〜!(フォロー)


 
わたしの年上好き(≒おっさん好き)は間違いないので認めます。下町ロケットなら山崎育三郎より安田顕
ただ、まあ、それだけで成立するものかね、と考える方もいらっしゃるでしょう。
 

よく聞かれる「話合うの?」問題

 
合わないのは観てきた映画やテレビ、聴いてきた音楽、読んだマンガやったゲームなどのカルチャー領域くらいです。このあたりは、世代で感覚も環境も違うので仕方ない。
わたしは15年上までのカルチャーをカバーできるし、旦那は逆しかりなので、むしろ良い点です。おかげさまで職場の先輩との90年代カラオケで超盛り上がれます。
 
わたしと旦那はWEB業界で出会い、お互いメディアとともに働いているので、仕事の面ではとても話が合います。わたしはすごく勉強になる。旦那は若い感覚がすぐ近くにある。はいウィンウィン。
 
料理の好みや人の好き嫌いは年齢に関係ありません。同世代で話合わない人がいれば違う世代で親友みたいになれる人もいる。問題ないです。
 
 
ただ、旦那にお会いしたことがある方はわかると思います。
新しいものを吸収しようとする。そのために聞くし動く人です。
BABYMETALもノームコアもピンとこないみたいですが。
とはいえ、彼のミーハー感覚がないと仲良くはなりにくかったかもしれません。
(最近私たちは、3代目のライブに行きたくて仕方ないです)
 

たぶん、仲良くなれたのは「ちょっと違う」から

 
とはいえ、わたしや旦那が同世代のマジョリティを踏むようなタイプであれば、たぶん結婚はしていなかったと思います。
特別変わっているとかいうつもりは毛頭ありません。
 
わたしの普遍要素は、「私立文系卒」「総合職で働く」ぐらいです。同期が150人くらいいる会社に就職します。
たとえば日本中の温泉を車中泊で巡り尽くした経験がある、卒業前にリクルートの社員として働いているなど、150人の中にはまあいるかもしれないみたいな経験を持っています。
 
かわって旦那は、そもそも35歳で北陸から上京してきた人です。大学卒業後は地元に帰り、映画館のスタッフやらお菓子メーカーの営業やら家電量販店社員やらと、あらゆる仕事をしていました。その間に一度結婚と父になることと離婚を経験しています。
 
 
と書くと、なんか「ちょっと違う経験を持つ生意気な学生をバツイチ男性が拾った」みたいな感じになっちゃいますが、まあそんな感じで考えてもらえればもうそれでいいです。
 
わたしは短い期間ながら自分の恋愛偏差値の低さに絶望しっぱなしで、そりゃもうたくさん失敗をしてきたので、婚活戦争で戦わなくていいことを思うと超ほっとしています。あ〜〜あとは仕事がんばるだけだ〜〜〜って。
 
ほんの数年前まで東京カレンダーの綾よろしく、ゴリゴリ動いてモリモリ男と対峙してぐんぐん生きていきたい願望があったのですが、わたし美人じゃないしファッションに疎いし高いコートとタワマン買わなくても生きていけることを知ったので、なんか別に大丈夫だいいやってなりました。ただしうまい酒は飲む!タワマン欲しくなったら自分で稼いで頑張って買うゾ!
 

叶姉妹と会社の先輩がいいことを言っていたよ

 
「すごく欲しい物はいつかは買うので、それなら今買います」と、叶姉妹は言っていたそうです。
わたしと旦那の間ではすごくいい言葉だと腑に落ちました。
どうせ結婚するなら後回しにする必要ないな〜と。同棲して1年半で入籍しましたが、入籍せずお付き合いを続けて結局お別れしたらもうすごく悲惨じゃない?わたしが「楽しい20代前半を返せ!」ってなって旦那が「再婚の機会を返せ!」ってなったらもう誰も幸せじゃなくない?一緒に生活しているのなら幸せなのがよくない?みたいな。
 
世間ではよく「結婚するとお金がかかる」「結婚すると遊べない」「結婚したら云々」と叫ばれていますが、いや本当に夫婦のやり方次第だし人との付き合い方次第なような気がしました。
ファストでエコなやり方がたくさん今出てきているのだし。どう選ぼうが実は誰も口に出さないですよ。そのへん煩わしい義実家や旦那じゃなくてよかったけど。

 
あと、これはわたしの就職活動の時もめちゃめちゃ響いたのですが
会社の大大大先輩がわたしに「もうね〜〜本当に、ほどほどでいいのよ〜〜」って言ってくれたんです。
大大大先輩はゴリゴリの営業マンで母で東京と長野行き来しまくっている方なのですが。
 
自分のほどほどをどこに置くかですが、精神的にも肉体的にもしんどいことは選ばないようになりました。しんどくなる前に声をあげられるようになったし、明らかにしんどそうな業界(会社)を選びませんでした。自分がやりたいことには全力ですが!あとお仕事大好きなのですが!
日々において大切なことが生活になっちゃったんですよね。3年前の意識高い系わたしが聞いたら「もっと攻めろよ〜〜〜」って言いそうだけど。
 
 

 
とにかく、両親が「自分がいいと思ったことはしなさい」と決定権を常に委ねてくれたから、決断出来たのかなと思います。
そしてなにより、面白くて優しくてイケオジで日々の生活を超楽しくしてくれる旦那にただただ感謝です。

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以上、結婚報告でした。