ジェーン・スーさん原作、40歳女性編集者のマンガが怖い


タイムラインにこんなツイートが流れてきました。


飛んでみると、目を覆ってしまうような編集者と編集長(?)のやりとりが。





▼本編はここから読めます

www.comicbunch.com


情報誌の編集部で働き始めて1年半ほどですが、
わかるわかる!なこの会話に胸を締め付けられました。

主人公は編プロで働く「未中年」の既婚女性。
ブルーボトルコーヒーは若者向けだから…と遠のけ、
日々は氷結ロングとコンビニのつまみで満足してしまう。

一方ハリハリの編集長は、意地悪っぽくしているけれど
仕事に対しては超正論&体も異性関係もしっかり気合入ってる。


第1話なのでどんな展開になっていくのか分からないのですが、
これだけ読んでも「怖い…」となりました。


何が怖いって、年齢を重ねてしまうと、
世の中の動きを見るのが面倒になってしまうのかしら…ということ。
だって情報誌の編集者なのに!ブルーボトルコーヒーを「若者向けだから」で興味もなさそうなんて!


メディアの仕事をしている限り、
世の中のことはずっと見続けていなければと思います。

流行語大賞は「知らなかった」じゃなくて「やっぱそうだよね」だし、
紅白歌合戦は「初めて聞いた」じゃなくて「一緒に歌える」だし。

当然できていない部分もあるのですが、
やっぱり同世代(20代前半)と遊んでいると
少し前だと、8.6秒バズーカが恐ろしく流行る前からあのネタを完コピしていたし、
SNSを開けば、絶景ブームのときはこぞってネモフィラを観に行っていたわけですね。

若い人ってやっぱり流行りを知っている!と、
22歳で情報誌の編集をやっているからこそ、しみじみ思うこの頃です。


でも、なんとなく仕事や家庭が落ち着いて、
同じ街に住み続けて、同じお酒を飲み続けて、同じ人と会い続けていたら
自分が歳を取る分にきちんと比例して世の中から遠ざかっていくよなあ、と。


だから本当に、若い人のタイムラインや感度ってすごく大切だし、
ちゃんとそれを保ち続けなきゃと改めて思います。
(体のラインがぼんやりしていくのは、仕方がないとしても…!)


タイムラインでいうと、世代間の違いにはすごく気をつけたいところです。
当然、同じ業界で働く編集部の先輩方と私のものも違うんですよね。

先輩方は、エレクトリックランが流行っているのは知っているけれど、
実際に行っている人のシェアは見たことがない…だとか。

反対にグランピングでいうと、
私の世代(20代前半)はたくさんお金を持っている世代ではないため、
タイムライン上ではほとんど行われていないのです。


明らかに自分とテンションの違うエレクトリックランに参加する必要も、
高いお金を出してわざわざグランピングを体験する必要もないけれど、
自分の世代だけの情報に頼っていると必ず何か抜け落ちてしまいそう。



だから意図的に自発的に積極的に「見に行く」必要があることと、
自分に届く情報はあくまで、自分の身近な情報でしかないということを、
肝に銘じよう…と考えてしまった次第です。



明らかにこのマンガはそういう話じゃないのですが(笑)、
最近考えていることも交えてのお話でした。