留学中の友人に会いに興味もない中国へ行ってみた
世間はGW真っ只中。
私も御多分にもれずお仕事がお休みなので、旅行をしてきました。
行き先は中国。
だいたい言うと、「なんでまた!」と言われました。私もそう思う。
大学1年から親しい大事な友人が留学中でして、
「1回ぐらい遊びにいくわ」と約束をしていまして、
まあそいつが居なければ行くことはない国だろうと思っておりまして、
そんなわけで、共通の友人と一緒に行ってみることにしました。
行き先は北京から特急列車で30分の天津という街。
出発2週間前まで「あんまり楽しみじゃない」「行きたくない」の連続でした。
だってめちゃめちゃ反日の人に怒られそうだし。
だってめちゃめちゃ空気悪くてなんか変な病気かかりそうだし。
汚いらしいし、臭いらしいし。
2年半ぶりの海外旅行、15カ国目の海外旅行。
かつてバックパッカーとしてはりはり遊んでいた私も、
嗜好はカジュアルに、思想は守りに入ってしまったために、
結局最後までびびってました。
感想は、「めっちゃおもろかった」です。
友人「おれは中国人が大好きになったよ」
▲とにかく「我先に」文化がすごい
日本人の2倍は声が大きい中国人。車はクラクション鳴らしまくり。
表情は険しく、列をつくることもできず、文句の多い中国人。
印象としてはもう「やかましいっ!」の一言でしたが、
でも、ものすごく、キュートでいい人たくさんいました。
友人の彼女(中国人)は知性のかたまりで、冗談もたくさん言うかわいらしい人でした。
おばちゃんもおっさんも笑顔が超かわいい。
若い女の子は自撮りしすぎててかわいい。
小さい子はちっちゃい日傘頭に巻いててかわいい。
▲かわいい
▲スカーフをかぶっていたらスモッグを防げると考えられているらしい
想像通りのチャイニーズが、想像以上にたくさんいました。
「ああ〜〜中国だわ〜〜」
街を歩けばわかる、猛スピードの開発。
しかし建てたはいいものの住む人がいない状況らしく、
乱立するマンションは夜になると体温をなくします。
赤いスモッグのもやに隠れたその姿は、さながらラスボスがひそむ摩天楼でした。
地下鉄も新しいくせに廃墟感がすごかったなあ。
いちいち地下鉄乗るときに名ばかりの「荷物検査」があり、
見栄っ張りな国だと改めて興奮…
中国雑技団を見に行ったのですが、わりとロークオリティでした。
天安門広場&故宮のスタジアム感はすごい。
恐ろしい規模、3万人ぐらい収容してそう。圧倒されました。ディスイズチャイナ。
停電した東京駅…?と思うくらいですが昼間の天津駅です。
中国も連休でみんな北京行きの電車待ちらしい。あらゆる屋内が中国は暗い。
ああうっとしい、どこででも地べたに座るチャイニーズ達!
噂通り空気は汚かったです。体に悪いもの取り込んでる感すごかった。
マスクしないと咳がとまらない場面もありました。
一番恐ろしかったのは北京の雨に遭遇したことで(普段めったに降らないらしい)
空気中の悪い物質が溶けまくってて泡立ってました。やばすぎ。
いいことをひとつ言おう。ご飯が超美味しい
▲度肝抜かれた火鍋
▲何の調味料使ってるのか聞きたくなるカシューナッツいため
▲風邪の時にお母さんが作ってくれたのと比べて3億倍美味しいお粥
▲エビ蒸し餃子がもう〜〜〜〜一口で食べないと汁がもう〜〜〜
▲焼き餃子、ふつうにありました。豚肉とにらとにんにくだけ。最高かよ
▲日本で食べたら確実に胃もたれしそうな回鍋肉
▲学生の味、ジャージャー麺。辣油最高…!
▲ああ心から美味しかった、北京ダック!
友人おすすめのお店でたらふく食べました。
火鍋もお粥も北京ダックもジャージャー麺も餃子も最高!
ご飯のためにもう1回行ってもいいかな〜と思えるくらいでした。
いろんな国を旅行して結局日本だよねーと思う人が多いでしょうが
ヨーロッパやらイスラムの食事やらよりかはもう!はるかに!段違い!
大満足すぎてめちゃめちゃ太りました。でもその分歩いたもの。
中国は街が大きすぎて歩く量がはんぱじゃなかったです。内勤にとっては乳酸たまりまくる街でした。
結論:中国語ができる友人がいないとけっこうしんどい
鉄道やレストラン、市場など外国人も使いそうな施設でさえ
全く英語に対応していないところが多々ありました(日本もそうですが)
中国語ができる友人がいたからこそ値切ってくれたし
美味しいものが食べられたし快適に移動できたんだなあと。
今度、この友人が上海勤務とかになったら遊びに行こうかなと思います。
おしまい。