祖母のお葬式をいつも思い出す
2年前の3月、父方の祖母が亡くなった。
賢くて可愛らしくて、とても素敵な人だった。大好きな祖母。
そして彼女は、正真正銘のキリスト教徒だった。家でただひとりの。生まれてからずっとではなく、「おばあちゃん」になってから入信していたと思う。
お葬式には、彼女が息絶えるまで通っていた教会のキリスト教徒の友人がたくさん来ていた。
いつも思い出す。
あんなに賢くて可愛らしくて魅力的な祖母には、学生時代のお友達とか、親友とか、ママ友とか、いたんじゃないかなあと。
でもお葬式に来てくれていたのは、老いてから死ぬ直前までの、関係があった人たちだった。
だから、
大概の関係は死ぬまで続かないのかも。
親類を大事にしなくちゃだめだなあ。
ということを考えた。
私のお葬式に来て欲しいという話ではなく。
関係は流れ流れるし、そのときの手のひら上の関係が持ち物すべてなのだなあ、と
すごく思うのです。