アラサーオタク4人、はとバスで初めてホストに行った

 

 

 

先日、趣味の合う知人女性たち(以下便宜的に「アラサーオタク」と呼びます)と初めてホストに行ってきました。

 

 

はとバスで。

 

 

 

 

はとバスでホスト行くツアーあるの、知ってました?

 

 

そう、首都圏発の大手観光バス「はとバス」は、新宿歌舞伎町のホストクラブに行くツアーを5年ぐらい前から展開しているのです。テレビで何度か紹介されているので見聞きしたことある方もいるはず。

 

 

ツアー名は「今宵の貴方はシンデレラ」。毎週土曜催行です。

 

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安心安全のはとバスさんなら、ホスト処女も優しくエスコートしてくれるはずと全幅の信頼を寄せて、行ってきました。

 

結果的に、体験としては最高に良かったです。情報量多すぎた~~。

 

 

ホテルビュッフェ後、ホストがはとバスでお出迎え

 

 

ツアー内容はざっくりこんな感じ。参加費は込み込みで9800円。

 

17:00 東京駅丸の内発

17:20-19:00 九段下のホテルでビュッフェ

19:30-20:30 歌舞伎町ホスト

 

 

ツアー参加者は25人でした。おばさまもいれば20歳そこそこっぽい女性もおり、さまざま。

 

 

共通点はひとつだけ、「全員ホストに興味あるけど真正面から行く勇気がない未経験者」だと言うことです。めっちゃカモ集団。

 

 

集合場所の東京駅からホテルビュッフェする九段下への車内で、はとバスのお姉さんから案内がありました。

 

「ビュッフェから戻られる頃、バスではホストのみなさんがお客様をお出迎えします」

 

そして、新宿歌舞伎町までホストが同乗するとのこと。車内は騒然です。

 

 

 

早速「うまく反応できる気がしない」「心の準備ができていない」と焦るアラサーオタク達。

 

 

ビュッフェではふつうにご飯を食べて(美味しかったけど写真撮り忘れた)、ホス狂いのブログを読み合わせしながら心配と期待を高めていきました。

 

めちゃくちゃ面白いホストにハマってる方の記事

get-t-star.hatenablog.com

 

 

 

そわそわしながらバスへ戻ると、ホスト3人がお出迎え。「こんばんはー」「ようこそー」などと言いながら、パンフレットやらライターやらを配ってくれました。

 

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ツアー感すごい

 

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本物のホストだ!!!

 

 

ひとりは身長高くて赤いジャケット着てるにぎやかなベテランホスト(マイク持ってる人)

ひとりはピアスがんがん空いててキノコヘッドのなんかすごいサブカルみが強いホスト(真ん中)

ひとりは市原隼人と岩田剛典を足して2で割った結果ジャニーズっぽく仕上がったイケメンホスト(一番左)

 

 

3人でした。個性~!

 

 

アラサーオタクは早速、

「ホスト、初めて見た」

「本当にいたんだ」

「身綺麗」

と静かに興奮。

 

靖国通りをバスが進む中、ホスト達が丁寧に案内してくれます。

 

 

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パンフレットの圧がすごい



 

気にせず飲んでだの、指名してだの、延長の場合はいくらだの、システムと料金まわりが明らかになっていきます。20時半まではツアー料金に入ってるけど、その後は30分飲み放題2100円、指名1時間ひとり5000円だそう。多分めちゃくちゃ安いんだろうけどわからない。

 

今から向かうはとバス提携店「RMG TOKYO」は朝も夜も営業してるらしいです。明言してなかったけど朝営業は夜仕事してる女の子たち向けですよね。

 

 

道中、初めて出会うホストに興味津々で、なんでもテンション高く反応してしまう私たち。

 

 

ホスト「きょう朝4時まで働いてました!」

ツアー客「すご~い」

ホスト「僕は2カ月でナンバーツーまで行きました」

ツアー客「すご~い」

 

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喋りがうまい

 

色めき立ちはじめる車内。ほどなく歌舞伎町に到着します。

 

降車後はホストがクラブまで案内してくれるのですが

 

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はとバスの旗めちゃくちゃ恥ずかしくない?

 

 

はとバスの旗を持ったホストと、「私たちはこれから初めてホストに行きます」と言わんばかりの行列。恥ずかしい。めっちゃ恥ずかしい。

 

ちまちまとホスト隠し撮りしてたら「撮っていいよー^^」ってポーズしてくれました。サービス精神よすぎて心開き始めてしまう。

 

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「撮っていいですか?」「もちろん!」

 

 

噂のカロリで乾杯はとバス限定シャンパンコール

 

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店内、青い…

 

カンパイドリンクに選んだのは、先に予習しておいた

ジャニーズJr.のヲタクがホストにはまって抜け出せない話①(前編) - 純愛レンズ

に出てきた「ホストクラブでは超主流」なカロリ。ブログで読んだやつ~~!!!本当だったんだ!!って感動しました。

 

 

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カロリに大興奮するアラサーオタク

 

 

最初に席についてくれた人はとにかくドリンクを作るのに精一杯という感じで、あまり話が盛り上がらず。ただただ、「こんなに男にお酒をついでもらったことがない」と驚きました。水滴めっちゃふいてくれるね。

 

それから「はとバス限定シャンパンコール」へ。なんでも「LOVEドッきゅん」の作曲をした人が作ったものらしく(!)。その方は歌舞伎町のシャンパンコールの3割程度を作曲しているらしいです。シャンパンコール界の神かな。

 

 

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気だるく踊るホスト達



 

2.5次元の現場みたいでめちゃくちゃ面白かったです。限定ハンカチももらえるよ。

 

コールの途中、ツアー客にマイクを渡してコメントを求めるも大して盛り上がらず辛かったです。こういうところに参加する女はそういう無茶振り苦手だよやめてくれ~~~。めちゃくちゃ当てられないように目そらしちゃった。

 

 

それからばらばらとホストが代わりばんこに座ってくれました。

 

高卒で営業マンした後ホスト始めた新人くんとか、明らかに闇を見てきた目をしている代表代行(?)のイケメンとか。

 

 

私たち「はとバスきっかけで常連になった人はいるんですか?」

ホスト「めっちゃいるよ~!」

私たち(そりゃそう言うか)

ホスト「あ、今入ってきたあの人もはとバスきっかけだよ!」

私たち(本当かな!?)

 

 

やや疑いになりながらもお酒をいれつつ、ほろほろ心が開いていくのがわかりました。

 

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「すごい集めたくなる名刺」「それオタクの発想」

 

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顔がいい〜!

 

私たち「写真撮らせてください」

ホスト「え?みんなで撮ろーよー」

私たち「いや2人のツーショットがいいので

ホスト「ウケるw(ポーズ)」

私たち「(パシャパシャ)わ~!かっこいい~!!!」

 

決して一緒に映ろうとしないアラサーオタク。イケメンのキメ顔撮ってるほうが何億倍楽しいのよ。撮られるより撮りたいの

 

 

わりと何度もLINEを聞かれたのでしどろもどろしました。一番驚いたのは

 

ホスト「QR教えて」

QR見せる

ホスト「いまスタンプ送るねー」

ホスト「あ、やっぱ2ショット撮ろ」

撮る

ホスト「いま撮った写真送るね!」

 

でした。めちゃくちゃゴリゴリの営業だけどやっぱりこうやってぐいぐい来られるのは嬉しいな!!

 

 

あとやっぱりめちゃくちゃアゲ上手でした。

 

ホスト「お姉さんたち、お仕事何してるの?」

私たち「何してると思いますか?」

ホスト「えー?キラキラしてるからブライダル系とかかな?」

私たち「ブライダル系!!!!!!!!!」

 

ブライダル系って言われるだけでぶち上がるチョロさよ。すみませんゴリゴリのメディアの仕事です(私は退職しましたが)。

 

 

 

 

あとホストから「お酒もらっていいですか?」を何度も聞かれたのが気持ちよかったです。鏡月だけど。どういう会計になってるか知らんけどどうぞ飲んでください

 

 

 

 

 

で、最後の方に、ツアー客向けに限定シャンパンが当たる抽選が始まりまして。

 

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なぜか私、当たっちゃいました。すごいデザインだ。

 

一言くださいと言われてマイク持たされたんですけど、こんなタイミングで運を使いたくなさすぎて「シャンパンよりチケットに当たってほしかったです」というゼロ点解答をしてしまいました。さすがのホストも「おっと~!?これは間違えたかな~笑」と苦笑い。ふつうに喜べばよかったごめんなさい

 

 

 

自分の中の傲慢に気づく帰路

 

気を遣って疲れたので延長せず退店。みなさん笑顔で送り出してくれました(安心)。

新宿駅に向かう途中、「あのホストはああだった」「あの人のここがよかった、悪かった」などと偉そうに品評している自分たちに気づいて、

 

 

「お金を払うと人はこんなに傲慢になるのか……

 

 

とショックを受けました。めちゃくちゃ自己嫌悪になるね。

 

 

 

 

 

総じてこれまで経験したことのない世界に満ち満ちていてめちゃくちゃおもしろかったです。でもやっぱり、す~~ごい気を遣うから疲れちゃったな~~~自分がお金を払っているのに疲れるってことは向いてないんだろうなと納得しました。

 

 

とはいえ、次もし自発的にホスト行くことがあれば確実にあのはとバス提携店に行くでしょうし、とにかく安心して楽しめました。1回体験してみたい~でも周りにホストに精通している人がいない~という方はぜひ。9800円の元はしっかりとれた感じがします。

ホストのみなさんもアラサーオタクにめちゃくちゃ優しかったです。ありがとうございました