2017年に行った温泉、旅行まとめ（出張含む）～ニュージーランドから青森まで
今年、温泉オタクと自称して書いた記事はとても多くの方に読んでいただけました。
コメントの中には「24歳で400湯回ったって……どうやって？」とのツッコミもあり、2カ月越しで解説しますと、20歳のころに温泉ライターとして300湯ほど巡っていたからなのです。その後、サラリーマンとしてしゃかりきに働く合間、4年かけて100湯重ねました。
正直に言うと、温泉ライターを終えたあとはやや燃え尽き症候群ぎみで、ある意味「終わった」ものでした。23歳の終わりかけから突如再燃、いまは一生モノの趣味として育てていくと心に決めています。
2017年も何度か遠くの温泉へ足を運びました。温泉ナシのふつうの旅行も、役得な出張もありました。備忘録的ではありますが、本記事で思い出を振り返ります。
殺伐としたインターネットですから「オイオイこんな量で旅行好きとか温泉オタクとかのたまうなよ」と石が飛んできそうですが、一般的な24歳サラリーマンなので費やせるお金も時間も限られております。温かい目で見てください（予防線）。
片山津温泉（石川県）
帰省のついでに立ち寄りした片山津温泉の総湯（初訪）。ずっと行きたかった建築家設計のデザイナーズ温泉…！中もおしゃれで美術館のような雰囲気のなか、ほくほく温まる濃ゆい塩湯が楽しめました。
テカポ（ニュージーランド）
「世界一の星空」取材で訪れました。年間の晴天率が70％でがっつりオンシーズンに行ったのに、わずかしか星空絶景を堪能できず。いやあしかし、美しいルピナスの花もテカポ湖も、ラム肉もクラフトビールもニュージーワインも最高でした。
メインの取材は「小さな村の観光地化に伴う住民のジレンマ」「星空の保護と世界遺産登録の両立は可能か」といったものでして、どの観光地にも共通するような興味深い話が聞けました。
飛騨古川（岐阜）
若手クリエイターの移住をテーマにした取材で飛騨古川へ。飛騨古川は「君の名は。」の聖地で、極寒＆豪雪の2月にも関わらず観光客もたくさんいました。クリエイターのみなさんによる「移住」のハードルを下げる場づくり、決して簡単ではないと思うのですが、飄々とこなす姿がとてもカッコよかった……！
伊豆長岡・修善寺（静岡）
私の誕生日旅行で夫と伊豆へ。長岡の宿に泊まり、修善寺で筥湯（はこゆ）に浸かり……のさっくり1泊2日。湯はあっさり単純泉ですが、中伊豆ののんびりした雰囲気は落ち着きますねえ。
道後・松山（愛媛）
道後温泉めあてではなく、20歳のころに修行させてもらっていたバーに顔を出すため松山へ行きました。松山の街中にあるビジネスホテルも温泉湧いているから好き。道後はちらっと寄り。本館はいつも混んでいるので椿の湯へ。
鹿児島県をぐるっと湯めぐり
ひとりで2泊3日湯めぐりしました。訪れたのは以下です。
足元湧出の湯川内温泉にどう～～～してももう一度浸かりたくて鹿児島へ。住宅地にそっと湧く紫尾温泉のぬるとろ硫黄泉も最高。妙見温泉のさっぱり鉄臭い炭酸水素塩泉は素晴らしすぎました。
霧島の湯之谷山荘の湯船マラソンはまた絶対に行きたい。
小布施・黒姫高原・善光寺（長野）
会社の先輩方と夏の長野へ小旅行。小布施でモンブラン食べて、黒姫高原のゲストハウス（LAMP）で美味しいディナー食べて、善光寺お参りしてそば食べてケーキ食べて、という完全な女子旅…。脳が溶けるかと思いました。こういうの一生やりたい。
湯布院・別府（大分）
別府の3日間限定イベント「湯～園地」へ。スタッフのみなさんの温かさとか、さびれちゃった遊園地を超活用しているとか、そういう地域活性の発想と愛で溢れているところが最高でした…。さくっと動画作っていたのでよかったら見てみてください。
ついでに塚原温泉、鉄輪温泉、別府駅前温泉などに再訪。別府大好き。
有馬（兵庫）
研修の一環で有馬温泉へ。有馬御苑に宿泊、研修終わりに上大坊と陶泉御所坊へ日帰り入浴しました。さすがは有馬、どこを切り取っても美しいですし高額。上大坊の濃厚さには本当に驚かされました。有馬行ったら絶対浸かるべき。鉄臭くて塩気がすごくて赤だしみたいな色でもうなんかマッチョすぎでした。
富士河口湖（山梨）
はとばすツアーで紅葉狩りへ。人生2度目のもみじ回廊で安定の美しさだったのですが、やはり人が多すぎて落ち着かない…！桜も紅葉も都内で済ましますもう。でも花火は遠出したい（今年花火大会行けずでめちゃくちゃ後悔してます。長岡か大曲行きたい）
青森県をぐるっと湯めぐり
ひとりで3泊4日湯めぐりしました。訪れたのは以下です。
足元湧出の蔦温泉に再訪したすぎて青森へ。足元湧出ってなんて最高なんでしょう、パワーが違う、鮮度が違う、湯ざわりがもう抜群ですよねえ。もう2018年も絶対足元湧出目がけて旅行いくと思います。
トド寝で有名な「古遠部温泉」、海の絶景露天の最高峰「黄金崎不老ふ死温泉」あたりも主目的でして、うわさ通りの絶品湯でした。
個人的にうおおおおってなったのは「あすなろ温泉旅館」。ガソリンみたいな油臭、くさすぎてくさすぎました（褒めてます）。でも浴感はさっぱりつるつる、色はモール泉のような薄茶色、舐めるとしょっぱい塩湯で、なるほど最高の謎泉質でした。
箱根（神奈川）
2度目の結婚記念日を祝って箱根の姥子温泉・秀明館を目指したのですが、まさかの臨時休業…！その後も行くところ軒並み「メンテナンス」「今日はやってない」などとフラれ、心身ともに傷つき結局「箱根湯寮」に行きつきました。でかくて清潔な露天風呂はそれだけで正義。2018年は秀明館アゲインします。悔しかったなあ…
来年はどこへ行こうかな
もう行きたいところは死ぬほどあるのですが、温泉でいえば
あたり、まだ浸かれていないの悔しすぎるので行きたいですね…ボーナス全部注ぎ込めばいいのかな…？
温泉ライターをしているときは地続きの移動で、1県につき2～3日くらいしかなかったのでどうしても取りこぼしがあるのです。ううう。
湯の峰温泉（和歌山）、雲仙温泉（長崎）も再訪欲が高まっており、2018年も幸せ噛みしめながら「あ～～～どこ行こう～～～」ってなりそうです。ありがとう最高の趣味。ああでもふつうに台湾とかグアムとかUSJも行きたい。仕事がんばります。
