湯巡りのときのこと

土地の呪縛

休日に被災地と呼ばれるところへ行った。温泉なんて湧いてないのだけれど、良い機会だと思い南東北の海沿いへ。恥を承知で最初に書いておくが、私は「東日本大震災」に対してかなりドライな人間であった。震災当時は高校3年の春で、大学入学を控えていた頃だ…

寝ても覚めても

東北の夏は涼しい。湿気が少なく、ヨーロッパで味わったような爽やかさがある。待望の梅雨明けから2日ほど、突き抜けるような(という、手垢まみれの比喩を用いつつ)青空を久々に拝むことができてうれしい。「東北が一番美しい時期に来たね」と、一昨日Bar…

手記

半年間の日本一周も、もうすぐ最後の1ヶ月を迎える。ひとりでここまでよくやって来たなあと自分自身を褒める日々だ。私の旅の仕方や生活状況などは、企画の都合上ほとんどオモテに出すことはない。終わったら全部吐き出してやろうと思っている。告発に近 く…

詐欺師に言われた「人の言葉に耳を傾けるな」

この間、易者を名乗る年配の男性に出会った。ツボを売られたり宗教に勧誘されたら逃げればいいかと思い見てもらうことに。なんだかんだとタイミングを失い、結局半日近くも一緒にいてしまった。別れた後名前をぐぐってみると、5年前に詐欺容疑で逮捕されてい…

帰京

先々週末と先週末に東京に帰った。4ヶ月間、社会が恋しくて仕方がなかった。同じ国なのに、行く場行く場には知らない社会が広がっている。家族や友人や恋人や仕事や嗜好のない、私以外の人のための社会。小さな町から大きな街まで。旅のあいだはもちろん刺激…

喉から手が出る程社会が恋しい

旅の話をすると「社会」というワードばかり出て来るようになった。喉から手が出る程社会が恋しい、というのは、私が約4ヶ月間ずっと思っていることだ。もはや、旅のテーマといってもいい。 社会が恋しい。昨日一昨日と、上司の実家に泊めさせてもらった。上…

意識的な縁の話

一昨日の夜、立ち飲みワインバーで出会ったおじさん達には、私との縁があったんだと思う。金曜夜にひとり作業しているのがたまらなく嫌になって、町へ繰り 出した。次の日でも良かったのに、どうしてもこれから行きたかった。あの店を選んだのも特に理由はな…