4日間、グレイテスト温泉を求めて青森県をめぐった旅程メモ
半年に1回くらい、4日ぐらいかけて温泉だけ巡るひとり旅をします。1泊2日のサク旅も楽しいけれど、やっぱり贅沢に時間を使って、1~2時間ぐらい山道走らせてたどり着く一軒宿や、現在地から100km近く先の秘湯に行きたい。自然、誰かを連れ回すのは気が引ける旅程になります。
2017年11月、そんなひとり旅を青森県でしてきました。書こう書こうと思っていたら年も明けて春になりそう。遅筆がすごい。メモがてら残しておきます。
1日目)青森空港のレンタカーで車を借りる
湯巡りのときはレンタカー必須。目的地は車でないと行けないところばかりです。4日間の軽自動車レンタルで23500円。スタッドレスは無料でした、さすが雪国。
十和田市現代美術館→ポニー温泉
メインは温泉巡りだけど今回どうしても旅程に組み込みたかったのが「十和田市現代美術館」。この作品、見たことがある方も多いのでは。
このおばちゃんに会いたくて最初に寄り道しました。
ひととおりアート鑑賞して、美術館の寄り道温泉としてよく紹介される「ポニー温泉」へ。
十和田市現代美術館の立ち寄り湯としてよく紹介されてるポニー温泉、なんとなく入ってみたらちゅるとろで肌にへばりつくローション湯で加温かけ流し、しかも蛇口&シャワーも温泉だった。何気ない温泉も百点満点な青森……。がんばって十和田市現代美術館も寄り道してよかったーーすごい素敵じゃった pic.twitter.com/jv358pKPWv
— 温泉沼の住人(ながち) (@onsen_nagachi) 2017年11月15日
猿倉温泉行きたかったけど全然もう冬季休業だった
11月中旬だとやや青森遅かった感あるなーー猿倉入りたかったな………ミス……
— 温泉沼の住人(ながち) (@onsen_nagachi) 2017年11月15日
事前調査不足。夏に来るよわかったよ。
谷地温泉→蔦温泉(宿泊)
谷地温泉(再訪)へ。相変わらず最高のヒバ造りしっとり湯場でぬるめの名湯でした。このへんまで来るともう雪降ってた。
青森・八甲田にある谷地温泉。山小屋のような外観、オールヒバ造り、38度のぬるーい霊泉、肌にピリッとくる炭酸感、硫黄の匂いととろみ。ああー行きたくなってきた
— 温泉沼の住人(ながち) (@onsen_nagachi) 2017年9月14日
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.#yachionsen #hakkoda #aomori #谷地… https://t.co/iG3tt7AOAU pic.twitter.com/FiZALJ9cjW
谷地温泉再訪☺️☺️相変わらず趣たっぷりのヒバ造り湯場、38度の霊泉で足先からピリピリ温まるふしぎなところ。42度のグレーがかった白濁湯も湯の花たっぷりの硫黄泉で最高最高だった…あがり湯も源泉かけ流しなんだぜ… https://t.co/JoddQgGTOx
— 温泉沼の住人(ながち) (@onsen_nagachi) 2017年11月16日
宿泊は蔦温泉(再訪)。ゴハンもめちゃくちゃ美味しかった…!古い宿ですが本当に文句なしの滞在だったなあ。
蔦温泉再訪、そして念願の宿泊。足元湧出の硫酸塩泉、湯船のヒバの匂いも溶けてもうめっちゃくちゃいい匂いがするの…。ぷくりと温泉が湧く瞬間を感じる贅沢さよ。100年近い古い宿で清潔感あって趣深くてゴハンも美味しくて接客もよい。外の雨音も心地よく響いたなあ。天国だった pic.twitter.com/T9g39HkXr3
— 温泉沼の住人(ながち) (@onsen_nagachi) 2017年11月16日
2日目)ひたすら車を走らせて古遠部温泉→新屋温泉→青荷温泉
古遠部で念願のトド寝!ザッパザパの鉄味たっぷりな秘湯でした。
古遠部温泉🤗ザッバザバ溢れていてまさにお湯浸し…!白緑色の湯はしっかりとした鉄味がして、「酸化する前の鉄泉」みたいな新鮮さ。ケロリンの桶をかぶって、頭が濡れないようにするのが古遠部流のトド寝なんだって。永遠に浸かってられるよ…おばちゃんとお話して楽しかったな(津軽弁は分からない) pic.twitter.com/a0diEzVsOD
— 温泉沼の住人(ながち) (@onsen_nagachi) 2017年11月17日
きれいな緑色した硫黄の匂いたっぷりの新屋温泉。キュルキュル…!
新屋温泉☺️真ん中にドーンと置かれた広々タイル湯船に、鮮やかな緑色の湯がたゆたゆオーバーフロー。硫黄とちょっと工具のような油っぽい匂いがした。浴感はぬるぬる、肌触りはキュキュッとしていて泡もまとわりつく、、気持ちよすぎるなんだこれ。蛇口も温泉。床はこんがり褪せてた。最高 pic.twitter.com/IEhJNBFZCP
— 温泉沼の住人(ながち) (@onsen_nagachi) 2017年11月17日
宿泊はランプの宿・青荷温泉。灯りに心がゆっくり溶けていく、まさに圏外旅。と思ったけど中国人団体客と鉢合わせてめちゃくちゃ賑やかだった。ひとりで来る宿ではなかったなあ。
昨晩はランプの宿青荷温泉に泊。思いがけなく雪見風呂☺️青森の名湯と比べるとやや普通の温泉という感じだけど、4つもある湯場すべてがかけ流しなのはすごい。なんとなく芒硝っぽい匂いがする単純温泉。ランプの灯りだけで過ごす圏外旅、めちゃくちゃ体験として面白かった〜 pic.twitter.com/SeIoXCeAhm
— 温泉沼の住人(ながち) (@onsen_nagachi) 2017年11月17日
3日目)日本一のイチョウの木を見てびびる
北金ヶ沢というところにあるイチョウが見ごろだったので立ち寄り。すごいデカい、全然カメラに収まりきらない。
黄金崎不老ふ死温泉→百沢温泉→新岡温泉
青森の絶景露天といえば、黄金崎不老ふ死温泉(写真はNG)。日本海目の前、黄金の湯が太陽の光できらっきら火かかっててもう、最高だったなあ。
百沢温泉は滑らか黄緑色の炭酸水素塩泉。すごいオーバーフローだしすごい床の色じゃった(大好物)
嶽温泉へ向かう途中にある小さな温泉地、百沢温泉。大きな湯船に新鮮で濃厚な炭酸水素塩泉がドバドバなのだけど、なぜか浴感は重たくなくてすごくさっぱりしてる。塩味とダシっぽさがある黄緑色の湯で、しばらく浸かってると肌にはアワアワ!なめらかな浴感がめちゃくちゃきもちかったー。 pic.twitter.com/yZECVZQG64
— 温泉沼の住人(ながち) (@onsen_nagachi) 2017年11月18日
畑の真ん中にある名湯、新岡温泉。こういう普段使いの湯場たまんない。
畑の真ん中にある、民家のようなひなびた新岡温泉。湯場はモウモウと湯けむりが立っていて、みんな思い思いに温泉の出る蛇口を使って頭を洗ったり体を流したり。匂いはなんとなく草っぽさのあるダシ感で、浴感ヌルヌルのザバザバオーバーフロー。普段使いの名湯、羨ましすぎたな pic.twitter.com/oFQ8KbvXlF
— 温泉沼の住人(ながち) (@onsen_nagachi) 2017年11月18日
弘前で飲んだりアップルパイ食べたり
ビジホ泊で街に繰り出してみるのも楽しみのひとつ。パッキパキの風がびゅうびゅう吹く弘前市内で、小料理屋さんに入ってみました。
カウンター席で女将さんがおしゃべり相手してくれて楽しかったなあ。あとバーの街なので一杯ご当地カクテルも試した…!
最後の朝ごはんは弘前のアップルパイ。前職の先輩が教えてくれたお店へ。
4日目)獄温泉山のホテル→あすなろ温泉旅館(fin)
嶽温泉のマタギ飯が食べてみたくて、3日目の道をまた走らせて獄温泉へ。噂通りめっちゃ美味しかったなあ。温泉もよかった。山の温泉って感じの硫黄&酸性な湯。湯の花いっぱい。
最後に訪れたあすなろ温泉旅館が一番びっくりした。正直時間あまったので空港周辺で入れるところ…みたいなノリで探して入ったところだったけど。ものすごい石油臭。臭くてめちゃくちゃ熱いんですよねえ(褒めてる)。また青森に行きたい一番の理由になったかもしれない。変な温泉好きな人はぜひおすすめ。
11月の青森はもう雪景色でした
紅葉が終わり、本格的な雪シーズンが始まる前の閑散期を狙ったつもりだったのですが、ちょっと青森だと11月は遅いかも。10月のほうが道閉鎖ないしまだ冬季休業もないのでおすすめです。
交通費とかコミコミで10万ぐらいした旅行だったんじゃないかなあ…。いつもこんな旅をするたび「台湾行ったほうが安い」って思うんですが、それでも辞められない。温泉で浪費していたいんです。
さらに遡りますが、2017年春は鹿児島に行ってました。それも折を見つけてエントリ書きます。2018年はどこへ行こうかなあ。壁湯と寒の地獄行きたすぎるので大分かな。でも北海道も最高ですよねえ。山陰アゲインもしたい。くう。
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