結婚式前2カ月から超特急でそれなりの花嫁に仕上がる方法
花嫁になる。
そんな一大事、いったい何をどう頑張ればいいのか、全く見当がつきませんでした。
そもそも「花嫁」に付随する美しさや清廉さのイメージがあまりに自分とかけ離れていて、全く自分事だとは思えず。花嫁から自分を遠ざけて日々を過ごしていました。
それでもやってくるらしい、挙式の日。大がかりな式ではないものの、花嫁として恥ずかしくない姿を父や母や兄や、長年の友だちに見せる大事な日です。
なんなら、これまでの人生の中で一番美しくあれ、といった具合です。
ようやく私が花嫁としての自意識を奮い立たせたのは、挙式の2カ月前でした。
ちなみに「結婚式 準備 花嫁」で検索すると1年単位のスケジュールがわんさか出てくるので、どれだけ遅いかがご理解いただけるかと思います。
付け焼き刃でも花嫁にならなくては。やっとそう思いエネルギーを費やした2カ月間でした。あらためて、当時の私の意識の低さを紹介しておきます。
・フルタイムデスクワークな全力会社員
・日ごろの運動習慣なし
・過去の運動習慣なし(=体力ない)
・スキンケア:アロマテラピストの母に教えてもらった自作の化粧水のみ
・ボディケア:乾燥する季節のみ、気になるところだけボディークリーム
・飲み会は週1~2程度、ビールワインで永遠マラソン
・1.5人前の食欲
・おなかのポヨつきはデフォルト
・背中を見せるような格好をそもそもしたことがない
・BMIは20~21のあいだ
・23歳(当時)
こんな状態から花嫁になるために何をしていたのか、残しておきます。
1.皮膚科に行く
とにもかくにも皮膚科です。まずは皮膚科にいきましょう。
背中や二の腕をキレイにするクリームをたっっっぷり処方してもらいました。
いろんな美容液やオイルが売られていますが、結局信頼できるのは処方せんです。肌に合う合わないの問題発生率がやっぱすごく低くなるので。時間がないのでいろいろ試している暇はありません。
2.ジムは週2
そもそも運動習慣がないため毎日通うと仕事ができなくなるぐらい疲れるので、無理しない範囲=週2で通いました。
・ランニング30分→筋トレ30分→ランニング30分
・水泳60分
どちらかメニューをこなしていきました。ドレスで足は見えないので鍛えるのは背中と二の腕が中心。
3.ヨガは週1
ジム行くほどの体力残っていない…な日はヨガへ。ハードなレッスンの日は外して、リラックスとかストレッチのコマを選びました。ヨガへ行くと女性性を磨いている、という自己肯定感が生まれるのでモチベーションにつながりました。
4.エステは週2
私が通ったのはリンパオイルマッサージのエステ。毎日運動もせずデスクワークを続けているので、体に老廃物が溜まりまくっていると思ったのです。実際にリンパを流してもらったら体がだいぶきれいになりました。
エステのお姉さんに「えっ挙式まで2カ月ですか…?本当に…?それでこんな体ガチガチだと、週2は来てもらわないと間に合わないですね…」と言われてしまったのもあり、まんまと信じて週2通いました。
(営業トークでもいいんです、実際ものすごくいい感じに仕上げてもらったので感謝感謝)
正直なところ「ブライダルエステ」の触れ込みなんて気にしなくてOKです。普通のエステにみっちり通う方がお安く仕上がります。
ふだんはボディ60分で、4回に1回はフェイシャルを追加して、という感じでした。エステもヨガと同じく、女性性磨いてるな~~と自意識を高められよかったです。
5.飲み会は行く。でもハイボールor焼酎を完全徹底
ビール好きだしワイン好きだし日本酒も飲む人間ですが、2カ月メッチャクチャ我慢しました。
6.でも1杯ぐらいは自分を許す
甘やかさないと人はどこかで爆発します。私のような普段頑張っていない女にはエサが必要です。
7.たくさん食べていいけど炭水化物はダメ
安直ですが炭水化物を抜きました。ご飯パン麺、だめだめだめだめ! お肉食べたりお魚食べたりして紛らわしました。もちろんお菓子もNG。
お昼に炭水化物を抜くのは大変なので「生春巻きの皮くらいは許す」みたいなことをしていました。
あと社食にグラムビュッフェがあったのは救いでした、ありがたや。
8.シェービングは挙式3日前の1回
とにかく何回も行ったりサロンを吟味したりするのがめんどうなので、背中シェービングは1回しか行っていません。サロンを選ぶ余裕なぞどこにもない。
肌荒れたらどうしようと思ったのですが大丈夫でした。
9.フェイスパックにすべてを託す
前述した通り、私は毎日のスキンケアやボディケアをほとんど行っていませんでした。ボディケアは皮膚科からの処方せんはあれど、フェイスケアはさすがに自作の化粧水だけでは役不足です。
そこで大活躍したのがフェイスパック。時間がない中化粧水を変えるのは肌に合う合わない問題が発生する可能性がありリスキーでした。使ったのは、私のような美容情弱にとって分かりやすく最強なブランド・エスケーツー。おかげさまで挙式前にメイクさんから褒められる肌になれました。
10.身近な人に努力を伝えて褒めてもらう
花嫁になる、というのは孤独な戦いです。夫も同じように痩せる努力やツルスベ肌になる努力はしてくれません。
なので、頑張っていることを話してみました。結婚式に招待している友だちや、ランチを一緒に食べた同期や、毎日顔を合わせる夫に。大体「そういえばちょっと痩せたね」「顔が細くなった気がする」と褒めてくれました(本当にありがとうございます)。おかげさまでやる気を保ち続けられました。
そうして迎えた挙式
美人でもなく、スタイルがいいわけでもなく、まったくもって意識の低かった私でしたが、どうにか結婚式で花嫁になることができました。
長年の付き合いで信頼できる男友達が「今までで一番きれいだった!」と言ってくれたのが本当にうれしかったです。
そして大変大変遅ればせながら、お越しいただいたみなさまありがとうございました。
挙式から半年以上経ってしまいましたが、この場を借りてお礼申し上げます。
二の腕は!!!!2カ月じゃどうにもならなかった!!!!!